脳梗塞で入院中に迫られるTata煌の今後~和顔愛語~

脳梗塞で入院中のTata煌 容体急変

こんにちは。在宅勤務日、昼休み中のGaty煌です。

Tata煌の入院生活が始まり1週間がすぎたころ比較的、元気だったはずのTata煌を見舞に行くと顔はパンパンに浮腫み話しかけてもまともに喋れない状態になっていました。     

看護士さんからの説明だと、血液をサラサラにする点滴(抗凝固薬)を投与しているから時期に落ち着いていくとのことでしたが、数日経っても善くなるどころかトイレはもちろんのこと、何ひとつとして自分自身ではできない状態で、悪化しているようにしか見えなく、危険なのではと家族皆、心配になりました。

そんなTata煌の容体を主治医より詳しく説明してもらったのは、その1週間後のこと。

進行性脳梗塞

看護士さんに個室へ案内された私たち家族と姉夫婦は主治医よりTata煌の脳梗塞が現状、進行性脳梗塞であり、どの薬剤が効き落ち着くのか模索中であることを説明されました。

その中でいろいろな薬剤を試してはいるものの、血管自体脆くなってきていることこら、積極的に薬剤投与を続けると出血性脳梗塞を起こす可能性があるため慎重に行う必要があるので、現時点では今の状態がしばらく続くかもしれないとのことでした。

進行性脳梗塞の中で迫られる今後

今の状態がしばらく続くかもしれないと説明を受けたその直後に主治医から今後の選択を迫られました。それは、退院後は今までのような一人暮らしは当然、無理なので誰かしらと同居するのか、それとも介護付老人ホーム等の施設へ入居させるのかでした。

それというのも入院中の病院は総合病院であり、脳梗塞での入院治療の対象は急性期が対象で回復期については、退院後に同居もしくは一人暮らしでの訪問介護予定者はリハビリ病院へ転院し、介護付き施設へ入居する場合は現状の病院から退院となるらしく、Tata煌が進行性脳梗塞と説明されたばかりでの2者選択は正直、言葉も出ませんでした。

しかしながらリハビリ病院への転院については脳梗塞発症、治療開始から60日以内でないとできないと説明されTata煌の入院からすでに2週間経過していることから、早急に決定しなければならない状況となりました。

進行性脳梗塞中での、選択は正しいの?

介護付老人ホーム等になると文字通り介護してくれるので過度なリハビリは不要というのが主治医の見解でしたが、現状、進行性脳梗塞であるTata煌が今後、どの程度まで回復しリハビリをした時にどこまで動けるようになるのか?

リハビリも行わずに可能性を残したままどちらかを選択しなくてはならないなんて正直、酷なことを言うな~と思いました。

しかしながら病院って、そんなものなのかと思い一旦、自宅に帰ってMammy煌と相談。と言いつつもわたしの答えは出てました。

若い頃に実父を亡くしたMammy煌にとって義父ではあるものの普段から慕ってくれており、Tata煌も本当の娘のように思っているとわたしに口癖のように言っていたことも幸いしてか、

Mammy煌もわたしと同じく【同居】を選択してくれました。

ただ、Mammy煌も身体が弱く普段はKid煌の保育園送迎や家族の食事などはすべてわたしがやっていたことなので同居となった際にわたしの負担が増えるのは大した問題ではないのですが、わたしが仕事で留守中のことを考えると正直、不安はありました。

脳梗塞入院中のTata煌への通達

主治医からの選択肢の回答期限は、どちらを選択するにしても転院先、老人ホームを手配する関係から1週間後の土曜日となっていました。

その数日間で進行性脳梗塞で寝たきりとなっていたTata煌の容態も多少、善くなり看護士付き添いの車椅子でトイレに行けるようになっていましたが、食事は軟食でお茶や味噌汁も飲み込む力が弱いためにとろみをつけたものでした。

また、入院当初は利き腕である右手で普段通りに字も書けていましたが、右腕どころか右半身に麻痺が残っている状態でしたが、ひとつの救いは言語障害や失語症に至らなかったことです。

そんなTata煌は口にこそ出さないものの自身の今後について不安だったに違いありません。

そう、Tata煌には進行性脳梗塞であることは告げておらず、「薬剤の合う合わないがあるみたいだから少し時間がかかるけど回復ししていくから心配ないよ」と見舞い時に言っていたからです。

そして進行性脳梗塞が落ち着きかけてきたTata煌には主治医から問われたこと、そして私たち家族が出した答えを話しました。

それは、もちろんリハビリ専門病院への転院、そしてその後は私たち家族と同居することを

同居には条件付き

元気なうちは私たち家族に迷惑を掛けたくない気持ちと、ひとりの方が気楽ですごせることからスープの冷めない距離(多少、冷める距離でしたが)で暮らしていたTata煌ですが脳梗塞となった今、退院したとしてもこれまで通りの生活がおくれないのは本人もわかっていたと思います。

そんなTata煌に朗報?を告げに病室へ。

「親父、今の状態だと入院も長引きそうなんだけど、ここの病院は長いこと居られないみたいで退院後の方針を施設に入るか一人暮らしに戻るか、だけどそれは無理だから俺たちと同居するためにリハビリ専門病院へ転院するかの選択肢しかないから転院する方向で先生には話しとくけど、それでいいよね?」

Tata煌

「すまないな~!俺ももう少しは元気でいられると思っていたけど、こんなになっちゃって!お前達には迷惑をかけるけど、そうしてもらえると助かるよ!俺もリハビリ頑張るから!」というTata煌の目には涙が……

リハビリもせずに回復する可能性を残したまま老人ホームを選択するなんてできるわけなく同居を選んだ私たち家族でしたが、続けてわたしがTata煌に伝えたのは「でも親父、リハビリ頑張るにしても車椅子での生活しかできない程度にしか回復しなかったら施設だょ、だから杖で生活できるくらいまではリハビリ頑張って回復してね」

Tata煌

「わかった。俺も頑張るけど、もし常に車椅子が必要となる程度しか回復しなかった時はそれでいいょ」

Tata煌は少し寂しそうに言いましたが、わたしの本心はたとえ車椅子での生活となっても同居する覚悟でいましたが、リハビリをする上でのひとつの目標として、そしてそこまで回復してもらいたい気持ちを込めての言葉でした。

主治医への報告

そして主治医と約束していた土曜日の午後一にその後の経過を聴くとともに、私たち家族の方針を伝えました。

主治医の話ではTata煌の進行性脳梗塞も落ち着き血液をサラサラにする抗凝固薬の投与も再開したとのことで、MRIを見ながら今後の回復は車椅子生活ができる程度までで右半身麻痺残るとのことでした。

それでも私の方針を告げると主治医はある意味ビックリした様子でした。
そう、主治医がわれわれ家族に選択を説明したとき「わたしなら可哀想だが老人ホームを選択するね」と言ってたけど、わが家が同居を選択したからかもしれません。

決して同居を選択することが一番よいとは限らず、また同居したくても環境的にできない場合や介護付老人ホームへ入居する方が、双方にとってベストな場合もあります。

ただ、わが家の場合はわたしとMammy煌がTata煌とKid煌を含めてそれが最善だと判断したからです。

事実、姉夫婦は介護疲れで共倒れするからと大反対でした。

そして同居する方針でリハビリ専門病院へ転院希望であることを伝えると主治医は病院内にいるソーシャルワーカーを呼んでくれました。

       

【スパルタ式リハビリ専門病院希望】

紹介されたケースワーカーにもわが家の方針を一通り説明すると入院中の病院から紹介(転院)できるリハビリ専門病院のリストをもとにそれぞれの病院の特徴を教えていただきました。

そしてTata煌とわれわれ家族の希望は一番のスパルタ式リハビリをしてくれるところでした。

その理由としては脳梗塞発症後のリハビリは約6ヶ月までが回復を望める期間としており、それ以降は現状維持的なリハビリとなることから脳梗塞発症後2ヶ月以内に回復期のリハビリを開始し原則、最長5ヶ月で退院というルールがあるため、歳はとっても根性だけはまだまだあるTata煌に結果はどうあれというよりも、それが頑張った結果となる悔いの無いリハビリをしてほしかったからです。



次回は

【Tata煌とわれわれ家族が選んだ転院先】をお届けします。






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